2014/01/27

ピスト練を取り入れて気付いたこと

この間のおはサイ後に「最近調子いいですね?ピスト練のせい?」と聞かれたので、ちょっと振り返ってみた。
ピストに乗ることによって、 ずーっと課題だったケイデンスが落ちた時の踏み込みができるようになってきた。

以下は GoldenCheetah の PF/PV のグラフです。
縦軸がトルク、横軸が回転数で、赤い斜めの曲線がFTPのラインです。

パワーはトルク×回転になるので、低トルク×高回転でも、高トルク×低回転でも、結果として出力されるパワーは同じになる。

トルクが無くて回転でパワーを出す乗り方の場合、回転を落とさないために、ギヤを変えて対応することになる。坂の斜度がきつくなり、回転が保てなくなると高いトルクを出さないと失速してしまう。

2009年頃のログ

2009年のジロ・デ・信州というサイクリングイベントのログ。
都民の森、柳沢峠を越えて長野まで約160kmを走った。

このログを見ると、回転が保てているうちは、赤い線状にも多く点が打たれているが、回転がさがってきたところの赤丸で囲っている部分で、トルクが頭打ちになっている。

ピスト練前のログ

@key3 にグラフの見方を教えてもらって、トルク不足を指摘され、その改善に努めて2年ぐらい。

チーム合宿で車坂峠を登った時のログ。

低回転の時のトルクが2009年の頃に比べればトルクが出るようになっていますが、まだまだ足りません。

ピスト練

2013年の10月からピストで練習開始。

高指山にピストで登りに行ったときのログ。

横軸の左側が綺麗に削れているのは、回転が遅すぎるとケイデンスセンサーが拾わなくなってしまうからです。登りながらメーターを見るとケイデンスが低すぎてゼロと表示されていたりしました。。

ギヤが固定なので、軽くするということが出来ないので、ひたすらトルクを絞り出すしかありません。トルクを絞り出すためにはどういった体重のかけ方、ダンシングの仕方をすればいいのかが少しわかった気がします。

ピスト練後のログ

10月後半から12月まで、約2ヶ月ほどピストに乗り込んでから、1月になってロードも乗り始めました。

ひるサイで、清澄、横松などを走ったログ。

今までよりも低回転でのトルクが出せるようになってきました。

チーム練で、慈光寺わんこ坂、多武峯神社近道の激坂を登ったログ。

激坂への対応が少しできるようになったのと、ピストでの高回転練のおかげで、回転も上がって右下へも伸びるようになってきました。

改善点

  • ダンシング
    • 固定でダンシング練をすることで、いかに下手なダンシングだったかに気付いた
    • 踏み込み時に次の逆の足につながるような体重移動を強く意識するようにした
  • クリート位置
    • シッティングで高トルクをかけていると、ふくらはぎの筋肉が先に使えなくなっていた
    • クリート位置をかかと側に移動し、その分サドルを下げた
  • 筋トレ
    • 以前から行っていた筋トレの量と質を改善した
    • ふくらはぎの問題が解決したことで太ももの筋肉をもっと使えるようになったら、腕とか腹筋とか、次に弱い箇所がボトルネック的に限界を下げていることがわかるようになった
    • 弱い箇所を「サイクリング解剖学」で調べて、腹筋とかスクワットの筋トレ時に使われている箇所を意識するようにした

たった2ヶ月ちょっとの話なので、まだまだ改善できそうな手応えがあるし、今後が楽しみだ。

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